ueno3512のブログ

就活生応援ブログ

若手社員を動かす!について

 

今日は、若手社員を動かす!について書きたいと思います。

 

f:id:ueno3512:20180410170716j:plain

 

 

新卒で入社した新人がゴソッと辞める現状がここ数年続いています。

 

青山学院大学経営学部の山本寛教授もコラムで書いてますが、新卒で入社した人達が短期間でゴソッと辞めていく現状をよく理解した方がいいと。

企業と新入社員の感覚のギャップがそうさせているということか・・・。

 

 

ゆとり世代」に合わせて、新人教育のやり方まで変えている企業があるという。

 

企業は『いい人材を!』と言っていながら、自分たちにもない能力を新卒社会人に求めているのではないだろうか、と思えてならない。

企業の求める「いい人材」の意味が最近よくわからなくなってきた。

 

ゆとり世代」は、1984年度以降生まれで土曜日の休みを経験している世代を指す。

 

 

大手企業の中には、新人教育の期間を大きく伸ばし30代半ばの中堅社員を指導係にし、「褒めて育てる」から、「叱って育てる」という、ゆとり世代に合わせた新人教育を徹底している所もあるという。

 

 

ゆとり世代は、叱られることに慣れていないとみられている。

そこで、「叱る」「叱る理由を説明する」を一連の教育方針として、社会人としてのマナーを覚えさせる。

 

 

ちょっと先輩社員に叱られただけで、「自分は否定された」と自尊心を低下させ、会社を辞めてしまう新人も多いので、それを防ぐのが目的だそうだ。叱られる経験を積んで免疫をつけさせる、ということなのだろうか?

 

 

名刺の渡し方や電話の応対の仕方まで細かく指導し、そして「叱る理由」を事細かに説明しているという。

 

 

そして、指導する側のレベルも上げるために、「キミのおかげで助かったよ」というような一言を付け加えると教育効果が高まる、といった教育のノウハウを教えているという。

 

 

新人教育をする側も受ける側も大変だ。

期間中、行動をチェックしチェックされ、叱り叱られ、その都度、理由を話し理由を聞かされる。

親にだって、そこまで見張られたことはない。私だったら多分、その時点でイヤになり出社拒否をしてしまうかもしれない。1週間もかからずにうんざりするだろう。耐えられない環境だ。

 

 

それに、入社直後に行われる研修は“組織の一員”になるための重要な儀式であるため、新人教育に力を入れるのは悪いことではない。

 

 

実際に成功する研修プログラムは、「企業文化に即した行動や価値観を伝達することに重点を置いているもの」と言われている。

 

 

研修の存在意義は、「ベテランの社員が講師として参加することで、上と下のつながりが生まれることと、同期が1つの場所に集まって、長期にわたって一緒に研修に参加することで、横のつながりが生まれることである」とし、一言でいえば「人と人がつながるためだけの場」として捉えている。

 

 

改めて、受け入れる側の気持ちを考えてみる。

新人研修を変えなくてはいけないほど、企業が大掛かりに取り組む背景には、若手、特に「ゆとり世代」とされている若手が、自主的に動かない、という歯がゆさがあるのではないだろうか。

 

 

もちろんそれ以外にも問題はあるのかもしれないが、「自主的に動かない」ことがいちばんの問題なのだろう。

・言われたことしかやらない
・極度に失敗を恐れてチャレンジしない
・自己中心的

など、彼らの特徴として挙げられているのは、いずれも「もっと自主的に働いてほしい。自分で考えて、工夫して、もっと前向きに働いてほしい」という先輩社員たちの願いを言い変えただけに過ぎない。

 

 

少々社会常識レベルが低かろうと、少々臆病だろうと、自主的に動いてくれれば、企業としてはそれでいい。

 

自主的に働いてくれれば、多少出来が悪くともコミュニケーション能力が低かろうと、許せたはずだ。

 

 

でも、いい年して自主的に動かない人は結構いるし、いい年して言われたことしかやらない人も少なくない。

 

別に新人に限ったことじゃないわけで、強いて言えば、「そういう人」が増えた、ってことだけかもしれない。

 

学校教育のありようが、社会のありようが、そういう人を増産しただけのことなのではないのか。

 

 

いずれにしても、ここでは、自主的に動ける人と動けない人の違い、という点について考えてみたいと思う。

 

 

まず、自主性は性格ではない。どんなに消極的な人であっても、“ある出来事”には自ら動くし、どんなに積極的な性格な人でも、“ある出来事”には自主的に動かない。

 

 

自分には関係がない、意味がない、大切じゃない、と思っていれば、わざわざ自分から動くことはないだろう。

逆に、自分に関係があるのに無視する人はいないだろうし、自分にとって意味のあること、大切なことであれば、自分から動く筈である。

 

 

ここでいう“動く”とは、「自分で何が出来るかを考え、エネルギーを投入し、どうにかしようと行動をとる」ことである。

 

 

日常遭遇する出来事のほとんどは大したことがない出来事で、面と向き合ってエネルギーを費やすに値しない。正面から向き合い、対処しなければならないことは1割程度に過ぎない。

 

 

だが、その1割をもたないと、その1割に向き合わないと、生きる力が高まることも、ストレス対処力が高まることも、人間的に成長することもないと思うのだが・・・。

 

 

「1割」に真剣に取り組むことの大切さ、ストレス対処力の高い人は、この大切な1割を見出すのが上手い。

また、やりたい事が明確な人も、比較的スムーズに1割を見出せる。1割の出来事を持たない人は、何事に対しても自主的に取り組まず、“生きるしかばね”になってしまう。

 

 

逆の見方をすれば、何かを成し遂げようとか、どうにかして困難を乗り越えようと頑張ったところで、すべての困難に立ち向かっていては疲れてしまう。

 

 

そこで、「これは!」という、自分にとって大切な出来事にだけ正面から向き合い、乗り越える努力をすればいい。

10個大変なことがあったら、たった1個だけに取り組めばいいのである。

 

 

10個のうちのたった1つ、「自分にとって大切なこと」だと意味付けをし、しんどくても時間がかかっても、なんとか乗り越えるように踏ん張る。

たった1つのことでいいから乗り越える経験をすると、血肉となり、生きる力が高められる。

10個のうちたった1つに対してだけ、畏れることなく、勇気を出して、自らの力で、立ち向かっていけばストレスが成長の糧になる。

 

 

重要なのは、人生においてその人が主観的に「大切だ」と考えられる領域を持てるかどうかだ。

 

 

“叱って育てる”は意味がない。どんなに先輩社員が懇切丁寧に“叱って育てよう”と頑張ったところで、「叱られるのは面倒くさいから、言われたことだけをやっておこう」としか思わない。

 

 

そうならない為には 「喜びと誇り」、これが決め手となる。

自分の仕事に喜びと誇りを感じていれば、「これは私の仕事だ」とか、「私はやりたいことをやっている」と思える。

どんなに社会的には些細な仕事であれ、自分がそこに喜びと誇りを感じることができれば、それは自分の世界の大切なことになる。

 

 

喜びは、ときに上司から「よくやったぞ!」と認められることから得られるかもしれないし、お客さんに「ありがとう」と喜ばれることかもしれない、あるいは、自分には無理、と思っていたことが首尾よくできたことで得られるかもしれない。

 

 

自主的に動けない人に必要な「喜びを感じる機会」、つまり、上から押し付けられた仕事ではなく、「こうやってみたらどうか」「こういうものがいいじゃないか」など、自分の意見や考えが、たとえ一部であっても集合体の一部として反映されている仕事を通してしか、真の喜びは味わえない。

 

 

既に味付けされてきれいに盛られたサラダをお客様に出して、「美味しい!」と褒められたところで、「これは私の仕事だ!」といった喜びは感じない。

 

自分で作った野菜だったり、自分で味付けしたり、味付けの一部を担当したり、自分で盛り付けたり、盛り付けの一部を担当していれば、「美味しい!」とお客様に褒められ、うれしくもなるし、自分の仕事だ、と誇りも感じる。

 

考え、参加し、体験しない限り、真の喜びは味わえない。自主的に動けない新人に必要なのは、喜びを感じる機会だ。

 


叱って育てようと、褒めて育てようと、そんなうわべだけのスキルばかりを変えるのではなく、仕事でしか味わえない喜びを、仕事をすることで得られる誇りを、教育することのほうが大切で、そういった新人プログラムを実践するほうが、よっぽどいいのではないのか。

 

 

とはいえ、「その仕事でしか得られない喜び」は、上司や先輩社員が、喜びを感じた経験と仕事に誇りをもっていない限り、機会を設けることなどできない。

 

 

「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ!」これは、リクルート時代の行動指針の一つだが、この経験がないと伝わらないという事だ。

 

 

仕事に喜びと誇りを感じたことがない上司のもとで、部下が自主的に動くことは難しい。ヒマつぶし程度で働いている人には、喜びも誇りも部下に伝えることはできないだろう。

 

自分が喜んでないし、誇りも持ってないのだから。

 

                                       

 

 

新卒の面接試験を突破する為には、前もっての準備が絶対と言っていいほど必要です。

 

皆さんのリクエストにお応えする形で「面接突破の為のレポート」もプレゼントしています。沢山のリクエスト本当に有難うございます。

まだの方は、気軽にリクエストしてくださいね。

 

就活は、人生の分岐点と言っても過言ではありません。後で悔やむことなく、やってて良かった!と思えるようにしっかり準備しましょう!

 

企業とのご縁を作る為には、外してはいけないポイントがあります。

面接官が何を知りたいのか?

志望者に求めるものは何なのか?

複数の採用内定を勝ち取る人の共通点とは?

他の受験者に差を付ける、日頃から出来る方法とは?

等が分かっていなくてはいけません。

 

就活生をご指導いただいている方にも参考になると思いますので、併せてご案内させて頂きます。

 

 ご希望の方は、下記からお問合せ下さい。