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『電通自殺事件』について!

たった一度の人生。

とにかく楽しみましょう!

人生楽勝!!

 

人生楽勝・・・楽をする事と楽しむ事は対極です。楽(らく)しては勝てません。苦労しながも上手くいったら楽しいし、達成感だって充実感だって味わえるわけです。楽しんで(自分に)勝ちましょう!

 

 

 

 

 

 

就職支援、キャリア形成支援をやってますキャリア・コンサルタントの上野です。

経済が順調で好調な時は、売上・利益が優先され、生身の社員のことが後回しにされるという事がよく見受けられます。

 

 

 

絶対に風化してはいけない、と思いますので、今日は『電通自殺事件』について!書きたいと思います。

電通では平成3年にも、入社2年目の社員、大嶋一郎さん=当時(24)=が過労自殺していた。

 

 

「過労体質」が過去にも指摘されていながら、今度は新入社員だった高橋まつりさんがクリスマスの日に投身自殺。悲劇が繰り返された。異例の抜き打ち検査で、労働実態の検証が行われました。

 

 

その日、高橋さんの職場では「部会」と呼ばれる飲み会が予定されていた。

関係者によると、部会は社外に向けたプレゼンや接待などを訓練する「重要な場」と位置付け、新入社員が幹事を担当。

 

 

終了後、先輩社員から改善点を指摘される「反省会」が午前4時まで続くこともあり、高橋さんは「嫌な仕事が待っている」と感じていたという。

 

 

高橋さんが所属していたデジタル・アカウント部では前年10月から、部署の人数が14人から半分以下の6人に減少。

翌年9月には、電通のインターネット広告部門で、過大請求約2億3千万円の不正取引があったことが発覚したが、不正の一因として、電通は「恒常的な人手不足に陥っていた」と認めている。

 

 

大嶋さんが自殺した際、電通は責任を認めず、損害賠償請求訴訟は上告審までもつれたが、最高裁は平成12年の判決で「過労自殺」を認定。「会社は社員の心身の健康に注意義務を負う」と判断した。

 

 

高橋さんは自殺する直前の約2カ月、友人や母親らに、LINEやツイッターなどで「過労」をうかがわせる50通以上のメッセージを発信していた。

 

《眠りたい以外の感情を失った》(10月14日)

 

《土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい》(11月5日)

 

高橋さんの母、幸美さん(53)のもとには亡くなる直前、「仕事も人生もとてもつらい。今までありがとう」というメールが届いていた。

 

女手一つで2人の子供を育てた幸美さんに対し、「一流企業に就職して楽にしてあげたい」と話していたまつりさんは、東京大学に現役合格。親孝行をしていたという。立ち入り調査を受け、幸美さんは「国は大切な労働者の命を守るために、しっかりと電通を指導してもらいたい」とコメントした。

 

 

 

 

入社2年目で自殺をとげた大嶋一郎さん(当時24歳)のケースだ。

大嶋さんが自宅で自殺したのは1991年8月27日。

 

 

その後、大島さんの両親は損害賠償裁判を起こすのだが、裁判で明らかになったのは、大嶋さんのあまりに過酷な長時間労働、そして電通の卑劣な責任逃れだった。

 

 

 

明治学院大学を卒業した大嶋さんは1990年に電通に入社し、6月にはラジオ推進部に配属された。東京郊外で家族と暮らす大嶋さんだったが、以降深夜に帰宅することが多くなり、次第に帰宅しない日も出てくるようになる。

 

 

〈同年(90年)11月末ころから様子がちがってくる。それ以前はいかに帰宅が遅くなっても、翌日の早朝四時から五時には帰宅していたのに、帰宅しない日がでてきた。

 

 

平成三年(91年)になると、一郎君の帰宅時間は、次第に遅くなっていく。(中略)一郎君の帰宅時間は、夜というよりも朝という状況が続く。午前六時三〇分とか午前七時ころに、ズボン、背広もワイシャツもよれよれの状態で、やつれはてたような疲れた顔で帰宅する日々となる。〉

 

 

さらに大嶋さんは飲み会で上司から革靴に酒を注ぎ込まれて飲めと強要され、飲みっぷりが悪いとその革靴で殴られる、などの扱いを受けていた。連日の深夜、早朝帰宅に、徹夜、そして上司からのパワハラ。そんな状況が続き、大嶋さんは変調をきたしていく。

 

 

深夜、会社の真っ暗なフロアで目を開いたままぼんやり横になっていたり、それまで明るく積極的だったのが暗くうつうつとして、目の焦点が定まっていないこともあった。帰宅時には汗ばみ疲れ果て、目が飛び出しそうな感じでもあったという。そして自殺―。

 

 

だが当初、大嶋さんの両親は訴訟を起こす気はなかったという。

しかし息子の死の原因が何か調べるうちに浮かび上がってきたのが、長時間労働の隠蔽と、大嶋さんの自殺に対する不誠実な電通の対応だった。

 

 

父親が入手した資料によると、大嶋さんの残業時間は月に147時間にも達し、年間の勤務時間は3528時間だった。

これは当時の政府が目標とする年間1800時間の2倍の数字であり、過労死する危険性のある年間3000時間を優に超えるものだ。だが電通側はそれを認めようとはせず、残業時間は少ないと主張した。

 

 

大嶋さんの父親が、当時の電通社長に再発防止の訴えを記した手紙を送っても、何の反応もなかった。

〈いかに会社と遺族とでは、その自殺の原因についての見解が異なるとはいえ、少なくとも社員だった者の遺族からの手紙に、お悔やみの返事を出すというのが、日本社会における常識であろう。〉

 

 

弁護士を介しての会社への正式な申入書に対しても、電通からは「一切責任がない」とそっけない回答があっただけだった。こうした電通の姿勢に憤った両親は、止むに止まれず訴訟を決意する。

 

 

しかし訴訟となっても、電通の対応は同様で、長時間労働だけでなく、その責任を一切認めなかった。

〈会社は社員の長時間のサービス残業を知っていたし、一郎君の上司も、一郎君の長時間労働や、健康状態の悪化を知っていた。それなのに放置していた。

 


会社はまた、「一郎君の仕事量も多くなかった」とか、「管理巡察実施報告書のように、一郎君が、深夜あるいは早朝まで会社内にいたとすれば、それは、仕事以外の理由である。「うつ病」であるわけがない、「自殺」も、仕事とは関係ない、個人的事情、家庭的事情であるはずだ」という、失恋説、冷たい家庭説などを、具体的根拠も示さずに、一審以来主張し、高裁段階ではさらにエスカレートさせている。〉

 

 

電通側は、大嶋さんの死亡直後には副社長名で「失恋説」を記した文書を回してもいたという。

だが、そんな主張は認められるはずもなく1996年の一審判決では、電通の過失が100パーセント認められ、両親に対し1億2600万円という史上最高額の賠償支払を命じられた。電通はその後控訴最高裁で審理が行われ、2000年、最終的に1億6300万円で和解が成立している。

 

 

この判決は日本で初めて過労自殺について会社の責任が全面的に認められたものであり、その後の過労自殺訴訟、労災認定に大きな影響を与えたものだ。

 

 

しかし、それから15年、電通は今回、再び同じような社員の過労自殺を引き起こしたのだ。

これは、決してたまたまではない。電通では最高裁判決が出た2000年以降、社員の出退勤時間の管理を徹底するようになったとされるが、それは名目上のものにすぎなかった。

 

 

実際、高橋さんの代理人弁護士が会見で「労働基準監督署に届け出た時間外労働の上限を超えないよう、勤務状況報告書を作成するよう社員に通達していた」とその実態を指摘している。

 

 

また、この間、表沙汰にはなっていないが、数多くのセクハラやパワハラ、深夜に渡る不条理な飲み会、長時間労働などの問題行為を続けていた。精神疾患で長期療養を余儀なくされる社員もあとを絶たなかった、という。

 

 

しかし、電通はこうした事実を隠し、電通批判をタブー視するマスコミもそうした問題を一切追及してこなかった。

そういう意味では、高橋さんの過労自殺は起こるべくして起きたともいえるのである。

 

 

それでも、電通は何の反省もなく、相変わらずの隠蔽体質を維持したままだ。今後、大嶋さんや高橋さんのような犠牲者を出さないためにも、不都合なことをすべて隠蔽する電通の“ブラック体質”のさらなる検証が必要だと思うだが・・・・・。

 

 

大変な状況になった時には、逃げれる時は逃げる。

また、相談できる人や相談出来る場所を予め決めておく、等の自己防衛を是非やって頂きたいと思います。

 

 

何でもそれが当たり前!って思わないことも大事だと思いますよ。

 

 

                                       

 

 

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