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管理職に求められる「矛盾と対峙し続ける姿勢」について

 

今日は、管理職に求められる「矛盾と対峙し続ける姿勢」について書きたいと思います。

 

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部下に教えるべきは、「矛盾と対峙し続ける姿勢」である。


言葉を換えれば、管理職は、部下に対して「マネジメントの本質は、矛盾との対峙である」との真実をこそ伝えなければならない。


「バランス感覚」を持つ熟練の管理職は、現場のスタッフから誤解を受けることも多いものだ。なぜならば、こうした管理職のマネジメント・スタイルを、現場のスタッフの立場から見ていると、しばしばそれ自身が「矛盾」に満ちて見えるからである。

 

例えば、長期的戦略と短期的収益のバランスの上に企業の生命力があるが、こうした「バランス感覚」を身につけた熟練の管理職は、長期的戦略を忘れて短期的収益のみに走り込む部下に対しては「戦略を考えろ」と忠告し、一方、ビジョンと戦略だけに目が向いている観念的なスタッフに対しては「収益の視点を忘れるな」との叱責をするからである。


もとより、部下指導の基本は、仏教思想に言う「対機説法」(人を見て法を説け)、すなわち「部下の持っている力量に応じて語る」ことであるため、部下によって言うことが違わざるを得ないのだが、これに加えて、この「バランス感覚」がゆえに「部下の置かれている状況」に応じて、語ることが違ってくるのである。

 

従って、この機微を理解できない現場のスタッフからは、こうしたマネジャーの姿は「矛盾している」としか映らない。そして、優れた経営者であるにも関わらず「矛盾だらけ」との陰口をたたかれている経営者が少なくないのは、こうしたことが理由でもある。

「魂の力とは、壮大な矛盾を心に抱き続ける力である」。
この言葉が、ときに心の弱さに流されそうになる自分を励ましてくれるときがある。そして、この言葉が、深く教えてくれるときがある。

 

マネジメントとは、いかなる芸術や宗教にも劣らぬほどに「魂の力」が問われる。極めて深みのある世界でもある。

その真実を、この言葉が教えてくれるのである。


そして、この言葉は、優れた経営者や管理職に贈られる「器の大きな人物」という賛辞が真に意味するものを教えてくれるのである。

 

熱い論である。矛盾の反対は一貫である。矛盾しているよりも一貫している人の方が優れた経営者のように聞こえるが、そんな単純な話ではない。

 

根底に流れる美学は一貫している必要がある。だが、一貫せずにころころ変わっていく部分もある。つまり、一貫している部分と一貫していない部分を抱えている構造そのものがすでに矛盾であり、矛盾をどれだけ抱えているかが経営者の器となる。

 

人は矛盾に悩みながら成長するものである。多くの矛盾を抱えながらも一貫性を持って成長し続ける。 

事には常に二面性がある。決して白か黒ではない。それは頭では分かっている。でも、知らず知らずのうちにみんなその大事なことを忘れている。 

 

上司が気に入らない部下も、部下が気に入らない上司も、なぜ気に入らなくなったのか、何かちょっとしたきっかけではなかったのか…。ちょっとしたことをきっかけに気に入らないというスイッチが入ってしまうと、その後どれだけ相手が良いことをしてもチャンネルが合わなくなる。そんな風に陥っていないだろうか?

 

人間は矛盾があるもの。矛盾から目をそらさず、矛盾に大いに悩み、矛盾を抱えたまま、相手や自分の矛盾を許容できる大きさを持つ。それこそがリーダーに求められる素質なのではないか?

 

管理職は、「部下が育たない」と嘆く前に、「自分が成長しているか」をこそ問わなければならない。そして、もし、管理職が成長し続けているならば、そこには必ず、メンバーを成長させる「空気」が生まれている筈だ。

 

そして、その「空気」こそが「成長の場」が生まれるための、最も大切な条件なのではないか?と思うのだが・・・。

  

                                        

 

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