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上司(会社)の仕事について

 

上司(会社)の仕事(部下に仕事の『やりがい』は伝えられるか?)について書きたいと思います。

 

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朝からの電話かけ(テレアポ)は終わらなかったが、落ち込んでいる私の姿を見かねた先輩や上司が声をかけてくれた。

 

彼らが話してくれたのは、この仕事の意義だった。

 

片っぱしから電話をしていく営業スタイルが、半世紀を経た現在もベストかどうかは別として、先輩や上司は電話かけの先に何があるかを教えてくれた。

 

興味関心のある会社と接点ができる。

そこに訪問して、新規事業の商品やサービスを歓迎してくれたらそこにビジネスが生まれる。それがたくさん集まったら、我々の事業は世の中を変えるかもしれないのだと。

 

単純な私は少し気持ちが楽になった。

リスト化する段階から、より新規事業に関心がありそうな会社を意識してピックアップするようになった。

その方が世の中を早く変えられるかもしれないし、ニーズのない会社にも迷惑をかけなくて済む。

 

電話のトークも変わった。最初の二言、三言で新規事業のメリットを伝え、相手にニーズがなければ怒らせることなく電話を切ることができるようになった。

 

ガチャンと切られる場面がゼロになったわけではなかったが、もっと自分が工夫すればいいのだと思えるようになり、精神的にはずいぶん楽になったものだ。

 

適性検査のデータ処理を扱う事業部に異動した際にも同じような経験をした。

私は営業ではなく、適性検査のフィードバックを行う立場だったが、電話かけをして仕事の意味を見失いかけていた新人に声をかけた。

 

新人営業担当者の一本の電話から、それまで取引のなかった会社の社長との出会いがあって新卒採用が始まった話。

その会社は毎年苦しいながらも新卒採用を続け、業績を向上させて上場も果たした。

 

自分たちの仕事は、そうした会社を1社でも多く生み出す仕事なのだ。それは働く側にとっても雇用を生み出すことになるのだと。

 

仕事の意味を見失いかけていた新人の目が、再び輝き出しているのが分かった。

私がかつてそうであったように、先輩や上司からの一言がなかったら、仕事の意味が見いだせず辛いばかりの毎日から逃避していた。

こんな仕事やってられないと放り出していたに違いない。

 

日々の仕事は小さな小さな一歩でしかないかもしれない。

 

だがその一歩が二歩、三歩とつながった先に何があるかが見えてきたら、最初の一歩を踏み出す意味が見えてくる。

 

仕事に誇りさえ感じられるようになる。

 

新人や後輩、部下に、担当している仕事の意義を伝えることが私たちはできているだろうか。

 

同じ時間なら、仕事の意義を感じながら働けた方が、気持ちのうえでも和らぐだろう。

 

終わった後の達成感も違うだろうし、やる気が背中を後押しして、予定より早く仕事を終えられるかもしれない。

 

ギリシャ神話に登場するシーシュポス。

罰を与えられ、大きな岩を山頂まで上げることを命じられるが、岩は山頂に届く直前にその重みで坂をころげ落ちてしまう。

シーシュポスは永遠にこれを繰り返すことになる。以上は徒労でむなしい仕事として有名だ。

 

だがこの仕事に別の意義があったとしたらどうだろう。

単純作業の繰り返しによって自分の筋肉が鍛えられ、何かのスポーツで優勝することにつながる、あるいは何らかの形で、世の中の人の役に立つとしたら。

 

彼にとってはその繰り返しはもはや罰ではなく、喜びを感じられる仕事へと変化していくのだが・・・。

 

企業内でのキャリコンサルティングを行う際に飲食業で「接客が自分の天職です」と言い切る人に何人かお会いした。

アルバイトでやるなら接客というならまだ分かる。接客のアルバイトは始めるには敷居も低く、いつでも始められていつでも辞められるイメージだ。

 

しかし現実には嫌な客もいっぱいいる。ブツブツ文句を言われるくらいならまだしも、こちらを一方的に非難する、「店長を呼べ」と譲らない、中には水をぶっかけてくる人までいる。

 

いつでも辞められるアルバイトだからとその場は我慢できても、長く続けられる仕事ではないと早々に辞めてしまった人も多いと聞く。

 

そんな仕事を「天職」と呼ぶ人たちがいることに私は驚いた。正社員だからではない、アルバイトを続ける人の中にも「天職」者はいた。

 

接客業が天職と思える訳は、「一人ひとりのお客様の毎日を幸せな気持ちにできる仕事だから」だという。

私も飲食店に行って店員さんの素敵な接客に触れ、心が軽くなった経験が何度もある。

 

彼らは用意されたマニュアルに従って行動していたのではない。私との会話にその場その場で対応してくれた。

彼らは現場で判断する自由を、上司や会社から与えられていた。

 

 

栃木県の片田舎にある従業員300人の医療用針メーカー、マニー。

現場で働く従業員にとっては、毎日ただひたすら正確に針を作っていくことでしかないかもしれない。

 

だが同社の縫合針は、切れ味抜群で曲げ強度も高く、折れにくく安全と医師から絶賛されている。結果、業界シェア90%、営業利益率40%という驚異的な数字を実現している。

 

担っているのは手術の中のほんの一部の役割かもしれないが、自分たちの仕事が医師の技術を助け、患者の命を守り、世界の人々の幸せに貢献しているのだという誇り。

働くことの意義が明確であれば、もっと役に立ちたいと思えて、日々の仕事への取り組み姿勢や工夫にも表れてくるに違いない。

 

現場で働く一人ひとりとっては、目の前の仕事に取り組むのが精一杯で、仕事の意義を考える余裕などない。

それを教えてあげるのが、上司や会社の仕事であり役割ではないだろうか。

 

方向性や最低限のルールを示したうえで、後は現場に判断を任せていく。

一人ひとりが仕事の意義を感じ判断を任されることで、自分たちの役割と責任を自覚し、仕事のやりがいを感じられるようになると思うのだが如何だろうか?

 

 

幸福(幸せ)とは何か?

●第1の幸福・・・人に愛される事

●第2の幸福・・・人に褒められる事・認められる事

●第3の幸福・・・人の役に立つ事

●第4の幸福・・・人に必要とされる事

 

第1の幸福以外は、『働く』事によってのみ得られる『幸福』である。

あなたは、自分の部下に『幸福感』を与えてあげられているだろうか?

 

                                        

  

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